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公職選挙法の解説ブログ

選挙違反の事例を徹底解説

「べからず法」といわれる公職選挙法ですが、実際の選挙の現場や選挙違反の事例などを挙げながら、選挙全般について解説していきます。
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 私事でバタバタしており更新がまったく途絶えておりました。
ブログの引っ越しも考えており、コンテンツ含めて引っ越し作業中です。
詳細決まりましたらまた告知します。
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<小田原市長>後援会が会報に当選御礼 公選法抵触か

5月18日に投開票された神奈川県小田原市長選で初当選した加藤憲一市長(44)の後援会が、会報に当選御礼の文書を掲載し、配布していたことが11日 分かった。公職選挙法は有権者に当選あいさつの文書頒布を禁じており、加藤市長は「チェックが甘かった」と釈明している。
昨年夏の参院選で運動員買収で出納責任者である秘書と自民党県連職員が逮捕された事件の続報です。
公設秘書と県連職員が逮捕され辞職した小林 温前参議院議員の連座制適用を求める訴訟を今年の1月に東京高検が起こしその判決が出ました。
朝一でこのニュースを見てびっくりしました。
<選挙違反>町民306人書類送検 徳島・藍住町議選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080401-00000010-mai-soci
 町議選は今年2月17日に投開票。調べでは同法違反容疑で逮捕、起訴された同町東中富、町議、木内真三郎被告(72)が昨年11月下旬、ハム詰め合わせ約900セットを有権者に配った。約200セットは受け取りを拒否されるか受け取った後に返品されたが書類送検された306人は受け取ったままだった。
記事にもあるように徳島県はもともと激しい選挙戦を繰り広げてたところのようで、30年ほど前にも約500人が選挙違反で摘発を受けたとのこと。
「酒酔い授業や暴言」 鳥取盲学校生が救済申し立て(中国新聞)

社会科の教諭が国政選挙でどの政党に入れたか聞き出しているとのこと。
これは公職選挙法どころの話ではなく憲法違反です。
この学校自体に問題があると思いますが、教諭が生徒という弱い立場の人間に対して憲法違反を犯している。
しかも憲法を教える立場である社会科の教諭がです。
今回の生徒は人権救済の申し立てができましたが、小中学生などであればそのようなことに考えが及ぶこともなく、なされるがままであったかもしれません。
教師が聖職でなくなって幾久しいですが、やはり先生には聖職であって欲しいです。
そのためにもこのような教諭には早急に教育現場から退場してもらいたいです。
昨春の市議選で多額の使途不明金 稲津定俊元候補が当時の会計責任者を告訴

北海道のローカルニュースサイトで見つけた記事です。
簡単に紹介すると、とある議員から紹介された自称「選挙のプロ」が、候補者と共謀して運動員買収を行った。
その自称「選挙のプロ」は警察にマークされていたため、投票日当日逃亡を図り、候補者から預かった現金を逃亡資金に当てた、とのことです。

こんな人間が「選挙のプロ」を名乗れるなら
俺でもなれるワイ!!
「いつもどおりの選挙」が一番怖いでも書いているとおりのことが発覚しましたね。

矢祭町長が当選者に現金 公選法違反の可能性
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000020-khk-l07>

町長が現金の「当選祝い」=日当制導入の矢祭町議に-福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000053-jij-soci
町議と町長の当選祝いのやり取りは昔からの慣例だったのでしょう。
選挙カーのガソリン代の水増し請求、いまだにやっている陣営があるとは思いませんでした。
10年以上前は水増し請求をしているところは多かったようです。

当時は「選挙スタッフの分も公費でいくらか肩代わりできるって聞くけどどう?」と問い合わせがよくありました。
ちょうどそのときは選挙費用の公開請求が何箇所かありましたので、「仮にガソリン単価や給油量をかさ上げしても選管も調べないだろうが、最近よく公開請求がされているから、やめておいたほうが良いよ」と忠告していました。
これもかなり昔の話で最近はこのような問い合わせもありません。

しかしどの自治体も財政が厳しいことは議員はみんな知っていて当然です。にもかかわらず高々数万円程度をケチって水増し請求する感覚がわかりません。
刑事罰としては金額的に少ないので書類送検ですんでいますが、議会として辞職勧告決議をするなど、議員としての相応の処分は必要かと思います。
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プロフィール
HN:
どら坊
性別:
男性
職業:
選挙スタッフ
自己紹介:
関西方面で衆参の国政選挙を中心に都道府県議会選挙や首長選挙など、多種多様な選挙で候補者選対のスタッフを務め、多数の勝利を経験させていただきました。
選挙に勝つことはもちろんですが、「違反者を出さない」選挙を心がけ、おかげさまで私が入った選挙では公選法関連で問題を起こすことなく無事に選挙戦を進めることができました。
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